「4-7-8呼吸法」によるリラックス法

みなんさんは、入眠前にうまくリラックスできていますでしょうか? 交感神経と副交感神経を切り替えるために、明示的なリラックス方法を身につけましょう。お金をかけても良いですが、お金のかからないところからはじめましょう。

4-7-8呼吸法によるリラックス法です。

ヨガの呼吸法を元にした呼吸法で、「鼻から吸って、止めて、口から吐いて」の流れで呼吸します。これに拍数を加えて、「4拍で鼻から吸って、7拍止めて、8拍で口から吐いて」の手順で繰り返します。

重要なのは、3点。

  1. 正しい姿勢(※1、※2)で実施する
  2. 呼吸に集中すること
  3. 拍数、特に途中で息を止めること
※1 正しい姿勢で実施する
体にあったイス(腰を下ろした際に膝の角度が90度になる高さ)に座る
頭の頂点が天井から糸で引っ張られているようなイメージで背筋を正す
顎を軽く引く
手は膝・ふとももの上
目は自然に閉じる
静かな環境で

※2 入眠時に実施すると効果的で、寝たままの姿勢でもできます。

これを3分間してください。

息を吐くときに腹筋を使って体から絞り出すまで吐ききると、吸うときに自然に空気が入ってきます。 また、スマホなどでタイマーを設定してから、実施すると呼吸に集中できます。

みなさんは、弓矢に触れたことがありますでしょうか。 弓を引いた時に、弓の強い弾性でもって矢を速く遠くへ飛ばします。 弓には当然のこと弦を張るのですが、これは使わない時には外しておかないと弓に曲がった状態の癖がついてしまいます。そうなると弾性が落ちてしまいますので、矢を射るというときに十分な力を発揮できません。

人も同じです、必要なときに力を発揮するためには休ませることが必要です。 この呼吸法は、張り詰めた糸をほぐす役割があります。