みなさんは意識せずに鼻呼吸をしていると思います。
しかし、睡眠時はどうでしょうか？じつは大半の人は睡眠時に鼻呼吸ができていないのです。 睡眠時無呼吸症候群などは気管が狭まり、呼吸が止まってしまうものです。 そうでくとも鼻呼吸できていない場合も睡眠の質は下がります。
鼻呼吸できていない場合、口で呼吸をします。しかし、口は本来呼吸をする気管ではないため、鼻のように空気の汚れを濾過する仕組みがありません。 口から吸われた空気は、体の免疫機能で汚れに対応せねばなりません。 そのため、口から呼吸すると疲労してしまうのです。
では、睡眠時に鼻呼吸にするためにはどうすればいいのか？ それば鼻孔拡張テープを鼻に貼ったりや、口呼吸を防ぐテープを口に貼ります。
睡眠時無呼症候群とは、睡眠時に何らかの理由で10秒以上呼吸が止まってしまう病気の総称です。 呼吸停止が一晩に30回以上、1時間に5回以上起きてしまうとこの病気に該当するとみなされます。
息が止まっているわけですから、体に強い負担がかかります。 結果、寝ても疲れが取れないなどの症状として現れます。
寝ている際に気道が狭まって呼吸を阻害する事象が原因ですが、なぜ狭まるかはいくつかの原因があります。
性別ですと、男性がなりやすい。
年齢ですと、30〜60歳の世代なりやすい。
一方で、女性も閉経後になりやすいと言われており、注意が必要です。
この病気のやっかいな点は、睡眠時のためなかなか自覚出来ないことにあります。パートナーの指摘で気づくことが多く、一人暮らしの人には気づきにくいものです。
そういったこともあり、潜在的な患者数は多いものと考えられています。
寝ている時、口呼吸よりも鼻呼吸のほうが気道が広くなります。
寝ている姿勢ですと、舌、のどちんこ、扁桃腺が自身の重みで下り気道を狭くします。
口呼吸になるとさらに舌の根の部分が落ち込みます。これが気道を狭くします。
これらによって気道がうまく通らないとイビキに、気道がふさがると睡眠時無呼吸です。
鼻腔を拡張して鼻呼吸を確保することで、無呼吸に陥りにくくします。